さようなら、キハ181系「いなば」

その日は、刻一刻と近付いてくる。新型のキハ187系の試運転も始まった頃、武蔵の里を走る国鉄気動車特急色とも最期のお別れ。


智頭駅を発車し、しばらく千代川のほとりを走ると山を迂回する為に一旦国道から離れる。辺りは雰囲気のいい集落で、藁葺きの民家も残っていた。

2003.5.25 因美線 智頭 − 因幡社 71D


今年は冷夏だったので稲の成育が心配でしたが、佐用付近の田圃はきれいに色付いていました。待つこと30分、いつものようにキハ181がやって来た。

2003.9.3 智頭急行線 平福 − 佐用 72D


田圃の真ん中に、大きな岩が祀ってありました。説明板を読むと、すごい歴史が感じられます。

2003.9.3 智頭急行線 平福 − 佐用 72D


5月には水鏡だった田圃も、稲が成長して絨毯になっていました。牛臥広場に登るのも、これが最期でしょうか。

2003.9.3 因美線 智頭 − 因幡社 71D


これも冷夏の影響でしょうか、ススキの穂がもう風に揺れていました。ススキと言えば半逆光、お誂え向きの光線状態の中、キハ181がやって来る。

2003.9.4 因美線 国英 − 河原 71D


のどかな山村風景の中を国鉄気動車特急色が行く。こんな情景も過去のものとなってしまうのですね・・・。

2003.9.4 智頭急行線 智頭 − 恋山形 74D


いよいよ、最期の撮影列車になるであろう「いなば3号」がやって来る。そして西日を受けながらいつものエンジン音を響かせて走り去った。思わず、「ありがとう-」と叫んでしまった。

2003.9.4 智頭急行線 智頭 − 恋山形 73D


さようなら、国鉄特急色「いなば」。そして、ありがとう・・・


ご覧いただきましてありがとうございました。m(_ _)m

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